4シーズン分類とは?
4シーズン分類とはパーソナルカラーの診断結果を春、夏、秋、冬という四季の持つ雰囲気やイメージに当てはめたプレゼンテーションの方法です。
最近では「春イエベ」「夏ブルベ」「秋イエベ」「冬ブルベ」などと紹介され、パーソナルカラー診断では最も認知度を得ており、パーソナルカラーをよく知らない人でも、メイクやファッション、ヘアカラーの情報を得る過程で聞いたことがある方も多いかと思います。
基本的には下記の色に分類されます。
春はイエローベース、明るめ(中〜高明度)、鮮やか(中〜高彩度)、クリア(清色)

夏はブルーベース、明るめ(中〜高明度)、淡め(中〜低彩度)、マット(濁色)

秋はイエローベース、暗め(中〜低明度)、淡め(中〜低彩度)、マット(濁色)

冬はブルーベース、明るめ&暗め(高&低明度)、鮮やか&淡い(高〜低彩度)、クリア(清色)

4シーズン分類は自分の似合う色を四季という親近感のあるイメージに当てはめるためわかりやすく、お客さまに対するプレゼンテーションとしてはとても優秀な分類です。
また認知度があるため「私は春、あなたは冬…」言ったように共通の話題としても有用ですし、最近では4シーズン分類に仕分けされたコスメなども多く見かけます。
そのため、自分の似合う4シーズンを知っておくことはコミュニケーションツールとしても、ショッピングの有効的な効率化としても有益です。
しかし4シーズン分類は無数にある色を4種類にグループ分けして簡素化したため、「春が似合うけど夏も似合う」というような4つのグループのどれかに収まりきらない人が多く出てきます。
その結果「ファースト春、セカンド夏」というようなセカンドカラーや、8タイプ診断、12タイプ診断...等々の4の倍数に4シーズン分類を細分化した流派が生まれました。
4シーズン分類のデメリット
その一方4シーズン分類や、類似イメージ分類の弊害もあります。
一番大きな弊害はパーソナルカラリストの養成過程にあります。
一般的なパーソナルカラリスト養成講座やその他類似講座は4シーズン分類分けされたドレープ群を使って訓練します。

春にグループ分けされたドレープ群を顔に当て、次に夏のグループ…というように診断していき、その結果「あなたは春がお似合い」というような感じになります。
先にも述べたように4シーズンはイメージ分類というのはあくまで「雰囲気」という感覚的な印象によって仕分けされた色のグループです。
プロを目指す方が最初からイメージ分類されたカラードレープ群を使うと、パーソナルカラーを構成する色の属性が肌にどのように影響しているのかがわかりません。
その結果、「なんとなく春の雰囲気が似合う」といった理論の曖昧な感覚的な診断や、「ブルベがスタイリッシュで好き!」といったコンサルタントの嗜好が多分入った診断等、間違った診断結果に繋がってしまいます。
パーソナルカラーは本来「色相(ベース)」・「明度」・「彩度」・「清濁」の4属性が複雑に入り組んでいます。
例えば、春の赤一つとっても「イエローベース、中明度、高彩度、清色」といったように分解できます。

また、とかくイエベ、ブルベと「色相」(ベース)ばかりが注目されがちなパーソナルカラーですが、人によっては「色相」以上に「明度」・「彩度」・「清濁」のどれかの影響が強く働くことも、とてもよくあることです。
しかしイメージ分類されたドレープだけでは「どの属性がどの様にお客様の肌に影響を与えているか」、「このお客様にとってキーとなる重要な属性はどれか」などを判断することはプロにとっても非常に困難です。
「4Dパーソナルカラー講座」はこれらの弱点を克服し、理論的で曖昧さのない正確なパーソナルカラー診断を可能にした革新的な講座です。